乾燥肌は食事で直せるってほんと?
体の中から乾燥肌を直す
私達は細胞です。皮膚も無数の細胞がブロックのように重なってできています。乾燥がひどければひどいほど、その原因は、表面だけの問題ではありません。ブロックの一つ一つが栄養失調におちいっているのです。どんなにいろいろなものを塗るよりも、くしゃっとつぶれたブロックを元に戻すことが先決です。乾燥肌を治す栄養を体に取り入れましょう
必須脂肪酸ってなに?
人間の体はどこも細胞の集合体ですね。心臓も、骨も、皮膚も、すべて小さな細胞が集合して作られています。必須脂肪酸は、細胞の壁を組織している成分です。人間は自分でこの栄養を作り出すことができないため、絶えず食事で補給する必要があります。この壁は、単なる外壁ではありません。不要な成分を排出し、必要な養分を吸収する、細胞たちの命の源と言えます。この組織がもろくなると、私達の体には、ありとあらゆる不調が起きます。疲れやすいのも、爪が割れるのも、心臓の病気も、そもそもは細胞の働きが悪くなることで起こります。必須脂肪酸が不足した体は、外壁が崩れ始めたビルみたいなものです。外の刺激から体を守ることができないのですから、肌荒れはもちろんのこと、感染症にもかかりやすくなります。
必須脂肪酸と聞くとなじみがありませんが、リノール酸、リノレン酸ならば、耳にしたことがありませんか?キッチンに並ぶサラダ油やオリーブ油に多く含まれています。そのほかには、ごまやきなこ、胡桃といったナッツ類にも含まれます。ダイエット中に油を避けると、すぐに肌がかさかさするのは、必須脂肪酸が足りなくなっているのですね。もちろん取りすぎはいけませんが、減らしすぎると肌荒れや病気の原因となります。テフロン加工のフライパンを使うとしても、ほんの1さじは植物油を使いましょう。ドレッシングも同様です。肌と体の潤滑油となって、体中の調子を上げてくれます。
ビタミンAも欠かせない
ビタミンA は肌の表面を守る働きをしています。こちらが足りなくなっても、乾燥肌はおろか、病気にかかりやすい体になってしまうそうです。ビタミンAは大きく二つに分けられます。レチノールとベータカロチンです。レチノールは鶏や豚のレバー、うなぎに多く含まれることで知られています。ベータカロチンはブロッコリーなどの緑黄色野菜です。ビタミンAは脂溶性という特質があります。油とセットで体内に入れることで、体に良い成分がしみこむのです。つまり、必須脂肪酸とビタミンAは一緒に取ると効果倍増です。植物性の油やナッツ類。それに緑黄色野菜やうなぎ、レバー。おいしそうなメニューがいくつも浮かびそうです。
毎日心がけるには?
必須脂肪酸もビタミンAも過剰に摂取してはいけない面もあります。ですから、量を増やす必要はないでしょう。目安ですが、うなぎを100グラム食べれば、ビタミンAの必要量が3日分とれてしまいます。欠乏すると大変な事態が起こることだけ理解しておけば良いと思います。サプリメントを利用する場合は、指示された量を必ず守りましょう。
