食物繊維で内臓からきれいに
食物繊維は大いに役立つ!
「カス」何てつらい言葉でしょうか。自身には栄養分がないことから、食物繊維はこんな呼び方をされてきました。しかし、研究が進み、繊維くんの意外な長所がたくさん発見されました。おなかの中でふくらんで、満腹にしてくれます。のんびりやさんで、腸の中をゆっくり進むのも、実は丁寧なお掃除をしていたのです。食物繊維を好んで食べれば、便秘せず、肌も体も若々しさをキープできます。大腸がんだって防げます。役に立たないなんて、とんでもない!静かな実力派だったのです。今では五大栄養素に次ぐ、第六の栄養とも呼ばれています。
どんな効果があるの?
食物繊維には、水に溶けるタイプと溶けないタイプの二種類があります。前者はりんごなど、果物に含まれています。後者は野菜や豆類、海草に入っています。水溶性の食物繊維は、おなかの中でゆるいゼリー状にかわります。ゆっくりゆっくり掃除しながら腸内を進みます。毒になりそうなものはくまなく集めてゴミ袋に入れます。また、このゆるゆるジェルは、善玉菌の大好物だと言うことです。清掃作業をしている時にも、たくさんのファンに囲まれます。善玉菌が増えることで、腸内の環境が良くなります。水に溶けないタイプは、おなかの中でも頑固にそのままの姿をつらぬきます。腸内を歩く際に、ついあちこちにぶつかります。これが腸壁への刺激となり、すっきりと快便につながります。つまり、どちらのタイプも、腸内の清掃役であるのです。この道がきれいになれば、体全体の免疫力が高まります。美肌はもちろんのこと、あらゆる病気にかかりにくくなります。また、日本人のがんに一番多い、大腸がんも防げると言われています。そのほかに、血糖値の上昇を防いだり、コレステロールを下げる働きがあることも確認されています。
どんな食品に多く含まれる?
水溶性の食物繊維は、よく熟した果物に含まれるそうです。その時期旬のフルーツを楽しむ習慣をつけたいものです。水に溶けないタイプは、野菜、海草、豆類などに多く入っています。中でも乾燥ひじきや乾燥わかめは、重さの半分が食物繊維であるそうです。野菜では、ごぼうやイモ類、にんじんなどを心がけると良いでしょう。これらの食材は、日常のメニューにすぐ入れられそうなものばかりです。カロリーが低いので、たくさん食べても安心です。食べすぎかな?と思うくらい食物繊維をとりましょう。ダイエットメニューにも最適です。
サプリメントでも摂取できる?
サプリメントの種類もいろいろあります。粉末で、ソフトドリンクなどに混ぜて飲んでしまえるもの。水溶性と不水溶性の食物繊維を一度に両方摂取できるもの。満腹感で食べすぎを防いでくれるもの。忙しい毎日で、見本のような食生活なんて難しいですよね。がんばりすぎてもかえってストレスになります。サプリメントは上手に使えば、食生活も健康な暮らしにも大きな助けとなるでしょう。でも、毎日の食事にも、気をつけてみてください。季節の果物も、ひじきや野菜の料理も、昔から日本人が好んで食してきました。あなたの体に無理なくなじんで、調子を上げてくれるはずです。
