乾燥肌の原因は洗顔にあり?
洗顔方法と洗顔料を見直そう
ここで、簡単に皮膚の構造をおさらいしてみます。私達の肌は、下から真皮と表皮の二段構造でできています。真皮はいわば土台の部分です。中に隠れているので指に触れることはありません。上段部分である表皮が、顔の表面部分です。そして、さらに表皮を覆う形で、サランラップのような薄い膜が一面に張られているのです。これを皮脂膜と呼んでいます。水分を保ち、同時に外の刺激から表面を守っています。水分と油分が絶妙な割合でブレンドされている、絶品のラップだと言うことです。洗顔の基本は、この皮脂膜を傷つけずに、汚れだけを落とすことです。ですから、洗浄力の強すぎる洗顔料は困ります。ごしごしと乱暴な方法で洗うのも困ります。顔の上のサランラップが破れたり、シワが寄ったりしないように、刺激しないで洗う。この一言に尽きると思います。
乾燥肌にもやさしいクレンジング剤
つっぱったりかさかさしたり、乾燥肌かな?と感じたときにはもう皮脂膜は傷つき始めています。サランラップできちんと覆われていないのですから、普段よりも肌は敏感であることを意識してください。皿の上の温野菜と同じ原理ですね。とにかくやわらかく洗いましょう。一般的には、オイルクレンジングやスクラブ入りの洗顔料は刺激が強いと言われています。香料が強いものも人によってはひりひりするかもしれません。肌がきれいな人は、洗顔に一番お金と時間をかけている。と聞いたことがあります。化粧水や乳液を使ってみて、使い勝手がよい、信頼できるメーカーがあれば、同じシリーズの洗顔料を選んでみたらいかがでしょうか。一度でも使ってみて赤くなったり、痛いような感覚を覚えたら、危険信号です。残念ですが肌のため。続けるのはやめておきましょう。
正しい方法で汚れを落とす
体を洗うときに石鹸をいきなり体にこすりつけますか?まず十分あわ立てて、それから包むように洗うと、背中も手足も気持ちよくぴかぴかになりますね。顔だっておなじことです。洗顔料をそのままつけないで下さい。泡立て専用の洗顔ネットもあります。ドラッグストアで100円程度で手に入れられます。これを手の上でもむようにすると、感動的なふわふわの泡が出てきます。シャボン玉マシンみたいです。一度経験すると病みつきになります。邪道かもしれませんが、台所の三角コーナー用のネットでも代わりができます。泡ができたら、それを顔に乗せる感覚です。指先ではなく、指の腹を使って顔中を旅しましょう。山もあれば、谷もあります。平地ではないから、汚れもたまります。溝の一本一本から崖の向こうまで、足元を確かめるように丁寧に歩いてください。一日の終わりに自分の顔を慈しむ。実はすごく癒される行為だと思うのです。すすぎも肝心です。平野ではないから、洗顔料が残りやすいのです。小さなくぼみの中までもさらう気持ちで何度も何度もすくってかけるのです。お湯の温度は、35度くらいがベストです。熱すぎるとそれだけで皮脂膜を取ってしまいます。入浴中に洗顔する習慣の人は、お風呂のお湯に蛇口で水を加えてから使いましょう。顔に触れたとき、ちょっと冷たいくらい。それでだいたい大丈夫な温度になると思います。
洗顔後にも乾燥予防
きちんと汚れが落ちた肌は、それだけで指ざわりがスムーズになります。タオルでやさしくふき取ったら両手で素肌を実感してみると良いですね。次に行うべきはサランラップの補強です。水分と油分が絶妙にブレンドされた特製のラップ。まずたっぷりの水分を。十分にしみこんだらもう一度水分を。二度目を行うと次の日は嬉しい朝が迎えられます。もう飲めない!というくらい水をいれたら、油分でふたをしましょう。どんなにやさしいクレンジング剤で、正しい方法で洗っても、洗顔後はサランラップが薄い状態です。一刻も早く栄養補給を行いましょう。パジャマを着るより先にするかはお任せしますが、一秒でも早いことが乾燥を防ぐ秘訣です。
